さてもう昨年のことですが、紅白歌合戦はごらんになりましたか?

2013年大晦日の紅白歌合戦は紅白史上初の海外台湾・台北を含めた3元中継でした。

台湾でも人気がある福山雅治の年越し公演会場、NHKホールのほか、2013台北ニューイヤーズパーティー」という85万人以上の市民が集まる毎年恒例のビッグイベント会場とも中継をつなぎました。

紅白史上初とのことで大変意義があったのだと思われますが、台湾在住の僕のまわりではそれほど人の口には挙がっていなかった印象です。なかには福山雅治が台北に来たのかと勘違いしている人もいました。

実際の中継状況も、テレビで見ていて少し痛かった気がします。日本からの一方的な呼びかけや福山雅治からのカタコトの中国語だけが飛び交い、横浜と東京だけで話がほとんどおわった感じです。

印象に残ったのは、台北101に表示されたNHKの文字と、台北からの中継が切られる寸前に聞こえてきた「フクヤマサン、カッコイイネ、デンワバンゴウオシエテ」という台湾のタレントJanet(謝怡芬)のつたない日本語だけでした。



秒刻みでスケジュールがすすむ紅白なので、これも仕方が無いことかもしれません。

海外にいると紅白に対する思いは格別
海外生活が長くなり、話す言葉も習慣もすべて現地化しても、やはり多くの日本人の心は日本時間で動いています 。そして年末になると訳もなくなにかとそわそわしてきます。

以前何かの会合でいっしょになった台北の某日系銀行の副支店長は、大晦日は紅白が始まる前にお風呂に入り、身を清めてからビール片手にテレビの前に座るなどと言っていました。

どこにいても日本人にとっては年始年末は物事の区切れ、そして紅白はその年の最後を奏でる神聖なエンディングテーマなのです。

今度は台湾がお正月
そしてその翌日1月1日は台湾でも祝日です。しかし次の日から平日に戻ります。ご存知のとおり台湾は旧暦で正月をお祝いします。

新暦の正月三が日、台湾で働く気がおきないのは日本人だけです。また日本関係の仕事をしている台湾人は、日本がお休みのため仕事になりません。

今度は台湾が旧正月にむけてそわそわしはじめる時期になりました。台湾をはじめ中華圏と仕事をされている皆さん、お仕事は前倒しでおすすめください。

旧正月中はオフィスはお休み、そして旧正月明けはボーナスを手にした若い台湾人の多くが転職を検討する時期になります。気づいたら担当者が変わってましたということもあります。

台湾で働こうかとお考えのあなたに


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