2013年、台湾台北と岡山を結ぶ飛行機の定期便ができましたが、残念ながら冬は運行していません。
12月からは臨時便扱いで、4月にようやく通常運行に戻るようです。人から聞いた噂では、この季節は機材を台北新潟線に使われると聞きました。
確かに台湾人も冬は雪がみたいと思うに違いないから、岡山より雪が多く降る北日本を結ぶ便に振り替えられるのも仕方がありません。
どうすれば台北と岡山を結ぶ定期便を通年にできるかを考えた場合、冬の集客をどのようにするかが鍵を握るようです。
どうすれば冬にも岡山空港利用の台湾人を増やすことができるのでしょうか?
スキー初心者台湾人限定 スキー(スノボ)マスター合宿
冬の日本の魅力は雪。しかし観光客向けにスキーといったイベントをメインにツアーを考えると、北海道や東北など有名どころに太刀打ちはできません。
そこで同じ雪で集客するにしても、ターゲットを観光客ではなくスキーやスノボをマスターしたい台湾人に絞ってみることを考えました。
南国台湾では当然スキー場なるものは存在しません。
スキーをすべることができる人は多分海外でスキー経験がある人だけのようです。
そこで台湾人に岡山県北のスキー場に合宿にきてもらい、スキーをマスターしてもらうのです。
インストラクターに中国語ができる人を育成する必要がありますが、まずは通訳で対応することにします。
夜は日本ならではの温泉と山陰の冬の海の幸で楽しんでいただきます。
台北から岡山スキー合宿のスケジュールを考える
僕が調べた限り、岡山県北のスキー場はすべて中国山地沿いにあるようです。いずれも岡山空港から1時間30分から2時間の距離です。
現在の定期便のスケジュールをもとに以下のようなプランはいかがでしょうか?
水曜日
台北10:15発 岡山13:55着
県北のスキー場到着 17:00着
夜はそのまま温泉に入り宴会
木曜日・金曜日
朝から1日中スキーの練習
土曜日
スキー場 10:00出発
昼食休憩
岡山空港到着 13:40到着
岡山15:40発 ⇒ 台北17:35着
日程的にはまったく無理がないと思います。
ただ温泉がついているようなところをざっと探した限り、いぶきの里スキー場くらいしかなさそうです。(もしあったのなら僕の調査不足です)。
ここは鳥取県とも手を結び、スキー場、温泉、山陰の冬の海の幸の三点セットで台湾人を取り込みましょう。
観光客はいらない?理由とは
このプランを具体化するにあたり、僕は観光客を狙ってはいけないと考えます。
なぜなら観光施設が充実し、観光客がもともと非常に多い北海道や東北が同じことをはじめたら、確実に客はすべて岡山に来なくなるリスクがあるからです。
そこでこのプランは観光客以外のシンプルに「スキーができるようになりたい」人を狙います。
そしてここで修行を積んだ台湾人が今後、北海道や東北、北米などでスキーを楽しんでいただくことをお手伝いするのです。
観光をメインにしないため、たぶんニーズはそんなに高くなく参加者も多くないと思われます。
しかし今日本でこうした外国人向けのスキー合宿サービスに特化したサービスはおおよそ見当たりません。
ですから一定数の顧客は見込めるのではないかと考えましたが、いかがでしょうか?
「北海道でスキーするために、まずは岡山に修行に行ってくる」なんて台湾人が増えればいいですね。
もっと岡山県を知るための参考書籍
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コメント
コメント一覧 (7)
またお邪魔します。
スキーと温泉で調べてみました。
もうひとつヒットしましたよ。
「蒜山高原 休暇村」です。
スキーは上蒜山スキー場が近いみたいです。
ウェブで確認すると、「初心者にやさしいスキー場」と大きく書いてます。
温泉もあります。
決定です。ここを台湾人スキーキャンプ場にしましょう!
大阪、京都、沖縄、北海道、東京は行ったけど他の台湾人が行ったことない日本ならではの面白い場所を提示します。
私自身、台北、台南、高雄、花蓮と有名どころのあとそういう視点で探して、鹿港、関子嶺、澎湖・・・となって自転車環島に行き着きました。
岡山人が気づいていない魅力たくさんあります。
冬なら牛窓
西大寺會陽がキラーコンテンツですが当日以外への広がりを考える必要ありです。
鹽水蜂炮二回行きましたが当日以外は嘉義か台南ですよね
こうした魅力を県の予算でちゃんとPRすればリピーター狙いが的中できるでしょう。
今回の内容で、雪国を選ばず
わざわざ岡山にくるということは少ないでしょう。
このテーマを考えるにあたり
冬の岡山の魅力を考えてみましたが、
どうしても当日以外への広がりの部分で
悩みました。
そこで広がりをあまり必要としない
スキー合宿ならどうか・・・と考えたわけです。
もう少し考えてみることにします・・・・。
素晴らしい取り組み、尊敬します。
台湾の人を岡山に送り込むことは相当な仕掛けが必要かと思います。岡山に住んだことがある私も尻込みします。 でも雪がない新潟よりは魅力たくさんあるとおもいます
必要条件は二つあります。岡山側が呼びたいと思うことと、台湾側が送り込みたいと思う事です。 前者の方がハードルは高いですね(笑)。岡山人は他の西日本に比べておもてなしや思いやりのハートが弱いことが原因です。 災害が無いのが背景です。八墓村のように裏切りとか桃太郎の征伐が文化。DNAなのでなかなか自覚困難ですが。
もう1つの台湾側は、復興や立栄とタイアップする事が必要です。最近、鹿児島のプロモーションよく見ますがあれが成功するなら岡山も可能性高いでしょう
私も岡山と台湾どちらも好きなのでしんえもんさんの想いが実現して欲しいと願っています!(^^)v
しんえもんさんの今のお仕事は
岡山人が台湾を訪れる理由に十分なコンテンツかと思いますよ(^^)
高齢化と行き詰まって来た成熟社会。先行き不安。
台湾はまだまだ可能性が大きいので、日本では一般的でないから魅力的な「こと」ですね。
観光地ではブランド化のパワーが大変ですが、体験はストーリー次第で爆発可能です。
独立もできそうかな(^^;)
是非とも頑張ってください
東京に住んでいるので心の中で応援してます(^^)v