関空から台北へ
        梅雨前線で荒れ模様 関空から台北へ
岡山の実家の用事もひと段落つき、台湾に戻ることにしました。

岡山→(新幹線)→新大阪→(特急はるか)→関西空港→(飛行機)→桃園空港というルートで帰ります。台湾から来たときと比べると(検疫の関係で関西空港から岡山までレンタカー)、かなり楽でした。

しかし、私の事前調査の甘さや偶発的に起きたアクシデントのため、飛行機の乗るころには精神的にいろいろ疲れてしまいました。

状況が流動的ではありますが、もし近い将来台湾に来ざるを得ないことがある人に役に立てばと思い、私の今回のダメダメ経験を紹介させていただきます。

1.関西空港に行けない特急はるか 
台湾に向かう当日(7/4)は、早朝から梅雨前線の影響で九州南部が大雨特別警報が出るくらい天気は荒れていました。それでも岡山は小雨程度だったのでたいした危機感もなく、出発2時間前にぎりぎり着くくらいの交通スケジュールで向かっていました。

しかし、特急はるかがりんくうタウン駅の手前まで来たところで、強風のため急に関西空港連絡橋を渡ることができないとのアナウンスが車内に流れました。

急遽代行のバスが走ることになり、バス停前は空港に向かう人で長蛇の列となりました。運よく前の方に並べたのですが、それでも約30~40分程度到着が遅れてしまいました。

しかも空港についてからも、下記に紹介するいくつか未確認なことがおこり、時間に追われるチェックインでした。ですから当たり前ですが、時間に余裕をもつに越したことは絶対にありません。

2.入境検疫系統へ登録しなければ、チェックインができない
入境檢疫系統
         登録しなければ台湾へは入れない 入境検疫系統 
現在台湾に入国するにあたり、台湾の衛生福利部のシステムにインターネットで事前に登録しなければなりません(入境検疫系統:https://hdhq.mohw.gov.tw/Page/FromArea)。

ここに、自分の個人情報、過去14日どこにいたか、PCR検査の陰性証明を持っているか、隔離の14日はどこにいるのかなど、こと細かく入力していきます。

入力が完了し、OKサインがでた画面をスクリーンショットに撮ってチェックインカウンター職員に見せれば手続きは完了です。

その後、登録した携帯電話番号に確認のショートメッセージがきます。このメッセージのリンク先画面を桃園空港の検疫に見せれば、ゲート通過時に発熱をしていない限り、そのままPCR検査もなく入国審査に行くことになります。

日本と比べると台湾の検疫はかなりあっさりしており、拍子抜けしてしまいました。

2020.5 コロナ禍の緊急帰国(台湾→関西空港→岡山)その2 関西空港での検疫

台湾入国にあたり、外国人はコロナ検査の陰性証明(三日以内に検査したもの)を提示することになっています(私が入国した7月4日から居留証を持つ者は免除)。だから台湾ではPCR検査もしないのだと思われます。

交通機関のトラブルで慌てながら空港に入った私ですから、チェックインカウンターでいきなり入境検疫系統への入力を求められ、頭は大混乱。そしてさらにまた一つトラブルが同時に起こります。

3.カップヌードルを持って台湾への入国はできない
台湾にはカップヌードルをもっていけない
       関空で処分に困ったカップヌードル
台湾基隆の我が家には65歳の嫁の母が同居しており、感染の恐れから居家隔離(自宅での隔離)14日はできません。だから今回は台北にある防疫旅館を嫁に予約してもらいました。

14日は一歩も外に出られないので、食事はホテルか、Uber Eatsなどのフードデリバリーサービスにお願いするしかありません。

それで自分用にカップヌードルを持参しようと思い、量販店で箱買い(20個入り)をしました。岡山から関空まで紙袋にすげてチェックインカウンターに赴いたところ、すぐに中身を聞かれました。

うかつだったのですが、台湾ではこれまた検疫の関係で肉類は持ち込み禁止なのです。カップヌードルにも肉が入っているのでこれもだめなのです。

日本から台湾に肉製品は持ち込めません~2019年7月編。(ヨカヨカタイワンより)

搭乗までの時間も近づき、この20個のカップヌードルをどう処分すべきか結構悩みました。

岡山に送り返そうとしても、このコロナ渦中、空港内の郵便局や運送会社が開いているのだろうか(しかも土曜日)?送料かけてまで送り返すものなのか?

ゴミ箱には入らないのでこのまま脇に置いておくのも、このご時勢、不審荷物で疑われやしないか?

結局、たまたま空港の警備関係者らしきおじさんが近くを通り、事情を話してみんなで食べてもらうことにしました。

などなどこんな感じで、はるか遠いボーディングゲートにトボトボ歩いて着くころには身も心も疲れ果てていたわけです。