台湾でテレビを見ていると、薬のコマーシャルがよく目に付きます。なかでも気になるのが、「正記 加味消痔丸」という漢方薬のコマーシャル。


内容は、会議中、口臭のひどい女性が発言していると参加者が全員倒れてしまうというもの。
あまりの口臭に会議室は大混乱
このコマーシャルのなかで、口臭の原因は「火気(フォチィ)が大きいからだ」とあり、この薬を飲めば、それを軽減できるとあります。

火気とは?
まず私は漢方の専門ではないので、知識の正確さに欠く点はご容赦ください。

周りの台湾人に聞いた話では、火気とは、体内に「のぼせ」、「熱がこもる」ような漢方的概念だそうです。

火気が大きくなると、口内炎などの炎症、にきび、口の渇きやイライラ、頭痛や便秘、そして口臭がひどくなります。

火気が大きくなる原因は、寝不足、辛いものや刺激物を食べる、ストレスなどが挙げられます。

別に漢方を知らない人でも、経験的にわかるような気がしませんか?

ちなみに台湾名産でもあるマンゴーは食べると「火気」が大きくなることで有名です。食べ過ぎないように注意してください。

台湾では、火気という考え方は普通に普及しており、上記のような症状がでると、火気を下げる青草茶や苦茶を買って飲んでいます。

まだ「正記 加味消痔丸」を飲んだことはありませんが、もういい年した中年だけに少し気になりながらこのコマーシャルを眺めています。