ホテルで隔離生活
台湾に戻り、台北のホテルで14日間のコロナ検疫隔離生活が始まりました。あなたなら14日の隔離生活をどう過ごしますか?このブログでは私が14日間の隔離生活をどう過ごしていたかについて紹介します。

誰にも邪魔されない336時間 
14日間は非常に長い。しかも隔離されているので基本的に誰にも邪魔されることはありません。純粋に14日間336時間が全て自分の自由時間なのです。

普段であれば、会社にいれば仕事やら人間関係で拘束があり、家に帰れば家事や子供の世話で自分の自由時間というものがほとんどありません。

多分人生でこんな機会は2度とありません。私は台湾に帰る数日前から、この14日間の隔離生活をどう過ごすかいろいろ考えました。

オンライン英会話に挑戦
まだ仕事ではそんなに必要ではないのですが、近頃流行りのオンライン英会話に挑戦してみることにしました(下のような本にも影響を受けました)。

家では小さい子供がいるのでなかなか自由な時間もとれませんし、隔離されている今は誰も私の下手な英語を聞く恐れがないのがその理由です。

オンライン英会話各社は、それぞれ数回お試し無料レッスンを設けています。私は各社をリストアップし、14日間毎日お試しレッスンが受けれるようスケジュールを組んでみました。

基本的に各社ほとんどがフィリピン人の講師ばかりでした。ネイティブと呼ばれる欧米系と会話をするには別料金がかかるようです。

それで私はほぼ毎日、フィリピンの女性とお話(英語ではありますが)してさびしい検疫生活をしのぐことができました。1回だけ人生史上はじめてインド人の女性と話をしました。台湾でインド人と英語で話すというのも奇妙な体験です。

英語の歌を100回歌う 英語耳を実践
実は以前から英語のヒアリングが全くだめなことに気がつき、いろいろな本を漁ってよい方法を探していました。

そこで出会ったのが英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる (日本語) という本。
英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
松澤喜好
アスキー・メディアワークス
2010-08-12

ネイティブ並の発音と、字幕なしで洋画を見られるリスニング力を同時に身につけられるとのふれこみ、そしてネットで見た評判に押され、中古本をアマゾンで購入しました。

本の内容は本当に基礎の基礎。でも付属のCDを聞きながら発音を一つ一つ確認すると、やはりいろいろ「気づき」を感じます。

そもそも発音なんて勉強したことがなかったので、この懇切丁寧な発音指導に目からウロコ。ネットでこの「英語耳」を検索すると数多くのサイトでこの本が絶賛されているのもよくわかります。

私がこの隔離生活でやったのが、その本で紹介された歌や映画などの生の素材を使ったトレーニング。私はカーペンターズの「Yesterday once more」の歌詞とその英語の発音記号を全部紙に書き出して、1日10回を10日間声を出して歌ってみました。

反復は力なり
実は日本に行く前にもこれをやろうとしていたのですが、実際やる時間もやる場所もなくあきらめていました。さすがに家で歌うには気が引けます。

で、100回ホテルで歌ったわけですがやる前とやった後ではやはり違う、効果がある。発音の良い悪いは他人が判断するにしても、ヒアリングが少し進歩している(ように感じる)。

人間やはり何事も回数を重ねれば、なんらかの進歩はある(方法を誤らなければ)。100回という数字に面倒さと本当だろうかという疑いを感じる人も多いかと思いますが、やはり昔から言われるように反復は力(ちから)なりだと強く感じました。

いざ降って沸いた時間をどう使うか?あなたも一度考えてみてはどうでしょうか?何も考えないまま時間を過ごすにはもったいない。準備もなければはじまらない。実際14日間は長いようで結構短いものです。