台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:交通

「台湾は本当にバイクが多い」と台湾に初めてくる方によく言われます。

確かに台湾では通勤でバイクを使う人が非常に多いです。赤信号で停車した車の周りは、先を急ぐバイクがどんどんつめより、わずかな隙間を前へ前へと進んできます。

僕も日本からの車の運転免許証を台湾で切り替えて車を運転しているのですが、バイクが無謀に走ってくるのでどうしても運転が慎重になります。こんな状況だとどうしても日本の自動車教習所で学んだあの「かもしれない運転」モードにならざるをえません。

つまり飛び出してくるかもしれない、急にハンドルを切ってくるかもしれない、急ブレーキをかけるかもしれない・・といった超悲観的な視点から様々な可能性を考えて、十分に余裕を持った運転をするわけです。

台湾人の「かもしれない運転」とは?
今度は逆にバイクに乗る台湾人の心理を見てみます。

以前勤めていた会社で台北郊外に営業にいくとき、僕はたびたび技術者の台湾人R君のバイクの後ろに乗りました。正直何度も死ぬ思いをしました。

彼の運転は基本的にアクセル全開。雨が降ろうと路面に水溜りがあろうとお構いなし。

もっと怖いのが、前を走る車の隙間を見つけてどんどん追い越しをかけることです。バスが走るほんのわずかな隙間をフルスピードですり抜けるときは、目をつむって息子に最期のメッセージをテレパシーでおくったものです

車道の外側をすり抜けるだけではなく、場合によっては内側の車線から追い越しをかけるときもあります。

そんな彼の運転におののきながら感じたのは、台湾では同じ「かもしれない運転」でも、追い越しができる、まだ前に進める「かもしれない運転」なのではないかということです。

台湾人と日本人の「かもしれない」人生の違い
日本人と台湾人は似ているようでやはり違う
同じ「かもしれない人生」でも日本人と台湾人はとらえ方が異なる
こうした台湾と日本の「かもしれない運転」の考え方の違いは、生き方にも反映しているように感じます。

台湾ではサラリーマンより老闆(ラオバン)になる生き方、つまり独立して社長になる生き方が受けるようです。上は企業の社長から下は屋台のおやじまで、一国一城の主は台湾人の憧れです。

今でこそ日本も脱サラだのノマドだの言い始めていますが、基本はサラリーマンに甘んじるケースが多いです。

これを先の「かもしれない運転」に当てはまると、台湾人なら「独立してもっと金儲けができるかもしれない」生き方、日本人は独立なんかしてもうまくやっていけないかもしれない、失敗するかもしれない(からやめとこう)」生き方という感じでしょうか?

台湾で日本の安全運転を続けるとどうなるか?
台湾在住が非常に長い方から聞いた話によると、日本人は台湾で運転しない方がいいそうです。

その人の話によると、昔交通トラブルに巻き込まれたとある日本人ドライバーは、何度も何度も高額で納得のいかないお金を請求されて、耐えきれなくて日本へ逃げていったそうです。

そんなこともあり僕がハンドルを握る時は、ゆっくりと日本式かもしれない運転を心がけています。

しかし運転を交代で乗っている台湾人の嫁は当然「行けるかもしれない」運転で、正直横に座っているとちょっと怖いです。しかも僕が相変わらずの「かもしれない運転」に徹していると、「あなたはなぜそんなにとろとろ走るの?」なんて言われる始末。

さらには道に合流してくる車がたくさん強引に割り込んできて、まったく前に進めなくて困っていると横に座っていた嫁が我慢が出来なくなったのか僕が握るハンドルのクラクションを横からたくさん押し始めたりもしました。

日本の譲り合い精神を台湾人ドライバーやそして台湾の自分の身内にも理解してもらうことは難しいようです。

やはり交通に関しては日本スタンダードでいくとかえって安全を保てないどころか、目的地までもつかない「かもしれない」です。

2回目の台湾旅行のお供に


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台湾着陸直後に表示されたモニター

世界でも親日的な台湾、文化も近い台湾に旅行に来る人は年々増加しています。台湾訪問の外国人の数は昨年ついに年間800万人を超えました。


円安の影響を受けながらも、日本人観光客数は中国に次いで第2位をキープしています。飛行機の便も便利になり、今年も台湾を訪問する方がますます増加することは間違いありません。

台北101やら故宮博物館などガイドブックに載っている観光名所も見所ですが、一般台湾人の日常にも是非目を向けてみてください。なんといってもここは外国、日本の感覚で考えると至る所に「?(なぜ)」が転がっています。

僕が台湾に着たばかりのころ感じた「?(なぜ)」を7つご紹介します。あなたが台湾に来たときに、是非いっしょにこの「?(なぜ)」をその目で確認してみてください。

1.なぜ台湾人は雨合羽(カッパ)を前後逆に着るのか?
台湾に来て早々台北市内を走るバイクの多さに驚く日本人は非常に多いです。
カッパを前後逆に着る台湾女性

おもしろいのは雨の日に雨合羽(カッパ)を前後逆に着ているライダーをよく目にすることです。どうも前後逆に着ると普通に着るより寒くないというのが台湾人の言い分らしいです。

2.なぜ台湾中の街角にそんなにビンロウ屋が多いのか?
ネオンが目を引く台湾のビンロウ屋

台湾の街の至る所で目にするビンロウ屋。特に夜は店の怪しげなネオンの明かりと過激な衣装の女性の売り子の姿がとりわけ目に付きます。

幹線道路沿い、高速道路のインターを降りたあたりなどこれでもかというくらいビンロウ屋が乱立しています。はたしてそんなにたくさんお店があっても商売がやっていけるのでしょうか?

3.なぜ老人にそんなに積極的に座席を譲るのか?
こんなことを書くと「なぜ日本ではそんなに席を譲らないのか?」と台湾人につっこまれるかもしれません。

台湾で電車などの交通機関を使っていると、老人や妊婦、子供連れに席を譲るシーンによく出くわします。当たり前の行為なのですが、日本で日頃できていないだけにこうしたシーンが大変印象に残ります。

4.日本語を上手に話す人が多いのになぜ変な日本語看板が氾濫しているのか?
日本国外で台湾ほど日本語が達者な人がいる国はありません。道に迷って、つたない中国語でそのへんの台湾人に話をすると日本語で返ってくるケースも少なくありません。
中華航空の座席モニターに表示された奇妙な日本語

それなのになぜこんな変な日本語表記(看板やパンフ)が台湾全土に散乱しているのでしょうか?書き言葉はやはり難しいのでしょうか?

5.なぜ鼻の下にひげが生えている台湾の女性が多いのか?
台湾にはきれいな女性も多いのですが、口周りをみるとうっすら薄くひげが生えている人を多く見かけます。なぜみなさん剃ってこないのでしょうか?
台湾ではうっすらひげがある女性をよく見かける
口周りのひげはセクシーに見えるからなどといった話も聞きましたが、実際どうなんでしょうか?

6.なぜ台湾の温泉の多くが水着着用なのか?
意外にも温泉が多い台湾。台北近郊では北投やらウーライ(烏来)に日帰りできる温泉施設があります。しかしなぜか水着とキャップ着用を求められます。気分は温泉というよりは温泉プールといった感じです。

7.なぜ自動ドアの表示が日本語のままなのか?

台湾にはたくさん日本の商品が並べられ、日本語のまま売られているケースが少なくありません。台湾でよく見るこの自動ドアも「軽く押してください」とそのまま日本語。
日本語のままの台湾の自動ドア

ここくらい中国語に変えればいいのに、なぜこのまま日本語なのでしょうか?しかも残念なことにこの自動ドアは上部に感知器がないようで、ボタンを押してしばらくたつと、人がいようがいまいが無理やり閉まってきます。いろんな意味で納得できない代物ですが、なぜか台湾でよく使われています。

今度台湾を旅行するとき、あなたはどんな「?(なぜ)」を見つけることができるでしょうか?


台湾をじっくり見てやろうとお考えのあなたに


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台湾地理は地図でみると東西南北に格子状に道が並んでいて非常にわかりやすいです。住所も面している道路名で表示されているのでお店も探しやすい。

ただ番地が、道路のこっちがすべて奇数、道路の向い側がすべて偶数となっているのが感覚的にちょっと奇妙。でもこれはこれでまた住所を探すとき非常に便利です。

観光、出張で台湾に来る方も一人で行動をする場合、スマホを使うと大変便利です。

問題のSIMですが、現地のSIMプリペイドカードが簡単に安く空港で手に入ります。
以下参照

これを使えば、早速空港からグーグルマップで旅はスタートです。経路も現住所から確認できます。交通手段も表示されるので、やみくもにタクシーばかり使わなくても安心してバスにも乗れます。

1.台北のバスは悠悠卡
台北のバスは悠悠卡と呼ばれるプリペイド式カードが普及しています。これを購入してお金をチャージしていれば特に乗車下車でも問題はないと思います。

バスの一区間が15元、おつりはでません。手間を考えればMRTの駅でこのカードを購入したほうがいいです。たしかデポジット100元とられたはず。

2・バス停でバスが止まらないことも
日本風におしとやかにバス停でまっていても、台湾のバスはあなたを無視して通り過ぎることがよくあります。

以前までバス停で台湾人が大げさに手を振ってバスにアピールする姿をみて、なんと大げさだと思っていました。でもこれくらいしないと、停まらないこともあるのです。実際シャイな僕も何度も無視されました。

3.バス停が見つからない
台北駅付近のバス停はいろいろなところにあるので、グーグルマップとかで経路を探し当てても該当のバス停がなかなかみつからないのです。

しかも台北駅そのものが迷宮のようになっているのでよりしんどい。これはなにかいいアプリとか知っている人教えてください。

4.台湾で使える交通系アプリ
台湾の交通で使えるアプリは
(1).台北公車
これはバスの番号をいれるとあとどれくらいで自分のいるバス停にくるかおおまかな待ち時間がわかります。でも以前それを信じて30分も待たされたことがあったのでしばらく使ってません。もしかしたら今は改善されているかもしれません。

(2).悠悠台鐵通
これは台湾の鉄道の時刻表アプリで、自分の乗車駅や目的地駅の時間がわかります。これは割と便利。これを見つけてからは、Evernoteに入れていた駅で撮影した時刻表の写真を削除しました。

ちなみにこの悠悠シリーズには
・悠悠購好康(悠悠卡でお得な買い物ができるところを紹介)
・悠悠好停車(悠悠卡で駐車できる駐車場を紹介)
などあってこれまた便利。

5.効率的な移動のために
とりあえずできるだけロスタイムを省いて効率的な移動をおこなうために、僕は以下の提案をします。
(1).音声と文字でEvernoteに入力
行き先の住所(地名、バス停留所)をすべて音声と文字でEvernoteに入力します。音声は日本語がわかる宿泊先のホテルの人にいれてもらうのです。

想定としてまずスマートフォンのグーグルマップで経路を確認し、指定されたバスを使って移動。

途中乗り換えのバス停の位置がわからない場合、前もって録音した「○○のバス停はどこですか?連れて行ってください」という音声データを台湾人のおばちゃんに聞かせる。
(おばちゃんなら一番無難でしょう。最悪おばちゃんの家に連れて行かれるだけです)

バス乗車中降りるところがわからない場合、運転中の運転手にスマホを近づけること自体難しいので
「○○のバス停で降ります。バス停が近づいたら声をかけてくれるよう運転手に言ってもらえませんか?」という音声データを若い女性の台湾人に聞かせる。
(バスの中であれば若い女性も逃げることも無視することも不可能。展開によっては目的地までいっしょに連れて行ってくれるかも。そして最後は「住所と電話番号と名前」をEvernoteにいれてもらえるかも)

(2).「現在地メモ」アプリで緊急連絡先にメール
それでも想定外に道に迷い、電話しようにも場所がまったくわからず、聞くに聞けない場合、「現在地メモ」を使いましょう。

ホテルの方に事前にメールアドレスを聞いておき、緊急の場合は自分からのメールを確認してもらう旨伝えておきます。台湾に友達、同僚がいればその方でもかまいません。ただしスマホなどですぐにメールが確認できることが重要です。

いざこまったとき、このアプリを押すだけでメーラーがたちあがり、GPSが現在地を確認し、現住所データが本文にかかれます。メール題名に「道に迷った!」とか「ここに迎えに来て」とか書き添えてもかまいません。そして相手先のメールアドレスを入力して送信、それだけ。

電話して場所がうまく伝えられないときにこのアプリはいいかもしれません。

事前にグーグルマップに観光予定の地理をすべて入力しておけばたぶん問題ないはずですが、そのぶん少々意外なハプニングが少なくなってつまらなくなるかもしれません。

いや、もしかしてあまりに旅先でスマートフォンを使いすぎて電池がなくなってしまうとかそういう致命的なアクシデントが起こったほうが、旅の思い出としてはいいかもしれない・・・・。
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