そんな折、客先の会合に行くにあたり、ボスの新車に乗せてもらう機会がありました。
今回は、レクサス助手席で高級車を運転する台湾人の考え方をじっくり観察した状況を書きます。
1.俺は正しい 周りがおかしい
台湾には確かに交通道徳がないドライバーを多く見ます。マイペースにゆっくり走る車、急に車線変更する車、無理やり割り込む車などなど。
怒っても仕方がない。日本人的感覚なら我慢するか、「郷に入れば」---思考で運転していくかで、じわじわと融和していくものです。
だが、ボスは違います。口に出る言葉は「こいつらおかしい」。高級車を運転すると、全て自分が正しくなるようです。
当然怒りのボルテージは上がりっぱなし。ブチ切れレベルになると、急加速で映画スタント並みに高速道路を爆走していきます。
2.自分のフィーリングが大切
さすがは高級車、車内は快適です。いろいろな運転モードがあり、ボスも運転が楽しそうです。
自動運転、先進安全装備など、ボスは一つずつ機能を取り上げて実演してくれます。
当然高揚したフィーリングは運転にも反映されていきます。気分上々で、映画スタント並みに高速道路を爆走していきます。
3.次も当然高級車
庶民的な私なら もうレクサスが手に入ればこれで十分。しかし高級志向のボスはこれだけでは満足できないようです。もうトヨタ車やホンダ車には戻れないようです。次はBMW、ベンツだそうです。
台湾で高級車が交通事故にあう理由が分かった気がします。