大学時代をあわせると中国語学習歴は10年くらいになろうとしていますが、正直あまり上手ではありません。それでも学生時代は、授業についていくための予習は欠かさず、中国語辞書をつぶすくらい使い込みました。

しかし学業不振で、もう大学を辞めようとまで思い込むようになりました。そこで最後に中国を見て辞めてやろうと単身、神戸から鑑真号なる旅客フェリーに乗り込み上海へ渡りました。

そこでみた中国は、まだ90年当初で改革開放のもといろいろなところで工事がすすみ、道路は舗装中、建設ラッシュでなにやら活気があったのを覚えています。

旅行中、中国人とは毎日がバトルの連続。
何を言っても帰ってる返事は「没有(ない)」、道端で物売りがまとわり、思わず自分自身連発する「不要(いらない)」。

 中国では「没有」と「不要」だけで会話が成り立つではないかというくらい、この2つの単語が頻繁に使われていたのを記憶しています。

そして教科書によく掲載されている「您貴姓?(お名前は?)」とか「請問(お尋ねしますが)」といった会話は全く出くわさないのです。

「我要臉,你不要臉(この恥知らず・・・)」
「国際標準2百5(バカ の類)」

こういった言葉を覚えだすことで、僕の萎えつつあった中国語に対する興味が復活し、現在その延長で台湾にまで滞在をしています。