最近台湾に移住しようとお考えの方が非常に多いと聞きます。なかには僕のように台湾の女性に目がくらみ、そのまま台湾に転がり込むようなケースもあるのではないでしょうか?
そんな日本人男性のあなたに、僕の経験を振り返り、台湾で結婚・子育てをするとどんなことがおこるかご紹介したいと思います。
1.子供を叱るときに言葉に詰まる
ダメとかいった簡単な日本語ならいいのですが、教え諭す場合、日本語で諭しても子供はなかなか理解できないと思います。
結局中国語になりますが、自分がうまく説明できないもどかしさに無性に腹がたちます。
ましてや自分の息子が遊んでいて、よその台湾人の子供とトラブルになったりすると、仲裁には高度な中国語が求められます。
子供が公園とかで他の知らない子供と遊んでいると、少し気が気でなりません。
2.きちんとした日本語を話さないとまねをされる
僕がこんなに中国語が四苦八苦なのに、耳だけで日本語を習得していく子供の能力には非常に驚かされます。
しかし問題は子供が日本語を習得する見本はどうしても日本人である父親になるので、下手なことを話すとすぐ真似をされます。
僕が一番びっくりしたのは、早くいっしょに外に遊びにいきたい息子に突然次のように言われたことです。
「パパ、テレビ消せぇ!電気消せぇ!早くせぇ!」
これらは僕が毎朝学校に行く息子に言っている言葉です。当然息子にはニュアンスなど全然わからず、ただ意味だけ理解していたのだと思われます。
子供と日本語で話すときは、注意深く言葉を選んで正しく話をしないとすべてコピーされます。
3.子供が正しく話しているのかわからない
父親として子供との会話を大切にしたいので、大学のリスニングの授業なみに全身全霊で子供の言葉に耳を傾けます。
しかし 時に子供が言っていることがわからないことがあります。そこで悲しんではいけません。実は小さい子供だけに案外でたらめなことをいっているケースも多いのです。
台湾人の嫁も子供の話を聞いて「それはどういう 意味?」なんてしょっちゅう言っています。
ただ自分の聞き取りが劣っているのか、息子の表現力に問題があるのかの線引きが非常にむずかしいところです。
4.子供の病状を伝えるのが大変
僕の場合、あまりの会話のぎこちなさに心配したのか、息子が自分で医者に受け答えすることもありました。
また結婚式に参加中、息子ののどに食べ物がひっかかって大変なことがありました。
ちょうど嫁が席をはずしていたため、僕が周囲に中国語で状況を伝えましたが理解されず、かなりうろたえてしまいました。
5.学校の状況を理解するのが大変
ごく普通のそこら辺の現地学校に通っていますが、英語からそろばん、そして台湾語まで勉強しています。
また僕が中学校で見たような漢詩までそらんじているのには驚きました。
さらに台湾の発音記号であるポポモホの勉強も始まっていて、僕にはまったくわかりません。
やはり学校関係は台湾人の嫁に任せるしかないようです。
6.子供の名前をどうするか?
僕の苗字「朝倉」でも役所で揉めて、姓を「朝」とすることで決着しました。台湾では「朝」という苗字はあるようです。
嫁の姓を名乗るという方法もありますが、僕は日本の名前を忘れてしまうのではないかと思い止めました。
かといって一見して日本人とわかる名前も異国では危険なのかと悩むところです。
7.日本を正しく教えることができるのはあなただけ
日本に行った事がある台湾人も多く、みなさん日本のことをよく知っています。
ただ子供の立場で考えると、1年のうちほとんどを台湾で過ごしているので本当の日本を実感する機会はありません。
子供は日本名で通しているだけに、いつの日か周りから「日本人なのに・・・」とギャップを指摘され悩むことがでてくるでしょう。
日本語は当然のこと、日本の生活習慣、考え方、常識というあたりを教えるのは、さすがに日本滞在が少ない台湾人の嫁に任せることはできません。
こればかりは子供が知らず知らずに台湾で習得するには無理があります。正しい日本を子供に伝えるのは日本人である私たちの役割です。
トイレにひらがな50音表と、九九、そして日本地図を貼るところからはじめてみましょう。
何はともあれ、親子の絆を固くするためにもコミュニケーションは不可欠です。自分自身の中国語をスキルアップするとともに、こどもにもしっかり日本語を教えましょう。
台湾におもしろい旅行にいこうとお考えのあなたに
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そんな日本人男性のあなたに、僕の経験を振り返り、台湾で結婚・子育てをするとどんなことがおこるかご紹介したいと思います。
日本語だったらきちんと叱れるのに・・・
子供がある程度大きくなると、子供を叱ることが多くなります。ダメとかいった簡単な日本語ならいいのですが、教え諭す場合、日本語で諭しても子供はなかなか理解できないと思います。
結局中国語になりますが、自分がうまく説明できないもどかしさに無性に腹がたちます。
ましてや自分の息子が遊んでいて、よその台湾人の子供とトラブルになったりすると、仲裁には高度な中国語が求められます。
子供が公園とかで他の知らない子供と遊んでいると、少し気が気でなりません。
2.きちんとした日本語を話さないとまねをされる
子供はすぐに親の真似をするから気が抜けない
いつも子供に日本語を話していると、いつの間にか子供も少しずつ日本語を覚えていきます。僕がこんなに中国語が四苦八苦なのに、耳だけで日本語を習得していく子供の能力には非常に驚かされます。
しかし問題は子供が日本語を習得する見本はどうしても日本人である父親になるので、下手なことを話すとすぐ真似をされます。
僕が一番びっくりしたのは、早くいっしょに外に遊びにいきたい息子に突然次のように言われたことです。
「パパ、テレビ消せぇ!電気消せぇ!早くせぇ!」
これらは僕が毎朝学校に行く息子に言っている言葉です。当然息子にはニュアンスなど全然わからず、ただ意味だけ理解していたのだと思われます。
子供と日本語で話すときは、注意深く言葉を選んで正しく話をしないとすべてコピーされます。
3.子供が正しく話しているのかわからない
自分の聞き取りに問題があるのか、子供の表現能力に問題があるのか
3歳をこえると子供の中国語は飛躍的にうまくなり、いつの間にか父親の中国語能力を超えて行きます。父親として子供との会話を大切にしたいので、大学のリスニングの授業なみに全身全霊で子供の言葉に耳を傾けます。
しかし 時に子供が言っていることがわからないことがあります。そこで悲しんではいけません。実は小さい子供だけに案外でたらめなことをいっているケースも多いのです。
台湾人の嫁も子供の話を聞いて「それはどういう 意味?」なんてしょっちゅう言っています。
ただ自分の聞き取りが劣っているのか、息子の表現力に問題があるのかの線引きが非常にむずかしいところです。
4.子供の病状を伝えるのが大変
中国語で子供の症状を伝えるのは、中国語に自信がないせいか
なかなか緊張します
子供が病院にかかるときは、医者に正確に症状を伝えなければ大変なことになります。医者からの質問も正しく理解しなければなりません。なかなか緊張します
僕の場合、あまりの会話のぎこちなさに心配したのか、息子が自分で医者に受け答えすることもありました。
また結婚式に参加中、息子ののどに食べ物がひっかかって大変なことがありました。
ちょうど嫁が席をはずしていたため、僕が周囲に中国語で状況を伝えましたが理解されず、かなりうろたえてしまいました。
5.学校の状況を理解するのが大変
台湾では父親の日本での幼稚園経験は役に立たない
息子はすでに幼稚園に通っていますが、教材をみてびっくり。35年前に僕が日本で通っていた状況とは大違い。ごく普通のそこら辺の現地学校に通っていますが、英語からそろばん、そして台湾語まで勉強しています。
また僕が中学校で見たような漢詩までそらんじているのには驚きました。
さらに台湾の発音記号であるポポモホの勉強も始まっていて、僕にはまったくわかりません。
やはり学校関係は台湾人の嫁に任せるしかないようです。
6.子供の名前をどうするか?
台湾にいようと子供には日本の苗字を継がせたい
親と同じ日本の苗字をつけたいところですが、台湾では、台湾にはない苗字はつけられないようです。僕の苗字「朝倉」でも役所で揉めて、姓を「朝」とすることで決着しました。台湾では「朝」という苗字はあるようです。
嫁の姓を名乗るという方法もありますが、僕は日本の名前を忘れてしまうのではないかと思い止めました。
かといって一見して日本人とわかる名前も異国では危険なのかと悩むところです。
7.日本を正しく教えることができるのはあなただけ
子供に日本を伝えるのはあなたの任務
台湾に生活していると、日本の情報がたくさん出回っているので全く日本から断絶している気はおきません。日本に行った事がある台湾人も多く、みなさん日本のことをよく知っています。
ただ子供の立場で考えると、1年のうちほとんどを台湾で過ごしているので本当の日本を実感する機会はありません。
子供は日本名で通しているだけに、いつの日か周りから「日本人なのに・・・」とギャップを指摘され悩むことがでてくるでしょう。
日本語は当然のこと、日本の生活習慣、考え方、常識というあたりを教えるのは、さすがに日本滞在が少ない台湾人の嫁に任せることはできません。
こればかりは子供が知らず知らずに台湾で習得するには無理があります。正しい日本を子供に伝えるのは日本人である私たちの役割です。
トイレにひらがな50音表と、九九、そして日本地図を貼るところからはじめてみましょう。
何はともあれ、親子の絆を固くするためにもコミュニケーションは不可欠です。自分自身の中国語をスキルアップするとともに、こどもにもしっかり日本語を教えましょう。
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