岡山と台湾に定期便就航
岡山と台湾との交流が大きな前進を遂げました。ご承知のとおり「エバー航空」が2013年4月3日~10月26日、台北-岡山線を定期運航を決めたと発表しました。
 
水曜、土曜の週2便で、台北を午前10時15分に出発、岡山着午後1時55分。折り返しの岡山発は水曜が午後4時15分、台北着同6時5分、土曜が同4時35分、台北着同6時25分となります。

現在との比較
現在僕は関西空港を経由して岡山台湾間を往復するのですが、朝8時すぎの台北発の飛行機に乗っても倉敷の実家入りするのは午後4時過ぎ。半日がかりです。

新しい定期便が就航すると、桃園空港へ向かう時間が約2時間ゆっくりできます。岡山空港から実家までそんなに遠くなく、実家到着もさらに1時間節約できます。ですので僕の場合合計約3時間の時間の短縮が図れます。

さらに現在関空~岡山倉敷市内間を、特急はるか・新幹線(自由席)・在来線を乗り継いでいるのですが、往復で15,000円(1人)かかってます。これを嫁と息子(4歳)と往復してますので合計3万円(6歳まで子供は無料)かかってます。これがいらなくなるのでお金もかなり節約できます。
 
関空経由より安くて時間短縮

高松便との比較
近隣の高松空港と台北を結ぶ便を台湾からの目線で比較してみます。

2013年3月に就航する台北高松便の場合、
毎週2便(木曜日曜日運航)で時間帯は以下のとおり。
CI178便 台北発15時15分/高松着18時50分
CI179便 高松発19時50分/台北着21時30分

台北出発は岡山便よりやや遅く、台北着は岡山便より遅いことがわかります。

しかし木曜→日曜でプランを考えた場合、週末を絡めて会社を2日しか休まなくてすむので、岡山便と比較すると高松便のほうが便利かもしれません。

それでも岡山ー香川高松間が約1時間という近距離だということを考えると、四国への台湾人旅行客も岡山空港を利用する可能性は高いと思われます。 

広島便との比較
台北広島便の場合(毎日)
CI112便 台北発16時55分/広島着20時05分
CI113便 広島発9時00分/台北着10時50分

台北出発はさらに遅く、台北着は早いことがわかります。

これですと行きの初日、帰りの最終日はほとんど観光できないので、岡山便を利用した岡山・広島観光を企画することで広島空港利用客を岡山側に呼び寄せることも可能かもしれません。

広島発が早いことから台湾に帰る台湾人観光客だけでなく、島根、鳥取といった山陰地方から台湾に向かう日本人客にとっても午後出発の岡山空港利用が便利です。

ますます期待が膨らむ岡山台湾定期便。あとは航空運賃が関空利用よりどれくらい高くなるかが心配です。

追記)2013年2月15日に台湾のエバー航空から正式なダイヤが発表されましたので、正しい時間に合わせて加筆変更をいたしました。

もっと岡山県を理解するための参考書籍