台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:桃園空港

1990年代アジアを放浪していたころ、僕が日本人だとわかると「トヨタはいい」「ソニーはすごい」「パナソニックは最高」といった日本の会社名で褒め称えていただけることが多かった印象があります。

でも今では多くの日系メーカーはアジアの新興企業に追い立てられ業績不振に陥り、また大統領自ら世界中に日本の悪口を言いまわっている国まで出てきて、世の中の移り変わりを強く感じます。

それにも関わらず一貫して日本に高い評価と好意を送ってくれる台湾と台湾人には頭が下がるばかりです。

台湾で暮らしていると、「日本」、とりわけ「日本人」を褒め称えてくれる台湾人によく出会います。「礼儀正しい」、「まじめ」、「勤勉」、「優秀」といった感じで、あまりの過大な評価に正直恥ずかしくなります。

その一方で同じ同胞として恥ずかしく感じる日本人に台湾でであうことが多々あります。

1. 桃園空港で逆切れ 逮捕された日本人たち
2014年6月桃園空港で手荷物検査を受けた日本人男性が、機内に持ち込もうとしたライターを指摘されて逆上し、女性職員を負傷させる事案が起きました。



また同空港では2013年8月に日本人男性が女性係官に向けて小指を立てて侮辱、女性係官が証拠確保のため携帯電話を取り出したところ、撮影を阻止するため、パスポートで女性係官のあごと携帯電話を叩いたという事案もあったようです。


彼らは日本国内でも同じようなことをしているのでしょうか?それとも台湾だからという見下した気持ちがどこかにあったからつい行動にでてしまったのでしょうか?

2.台湾は日本に統治してほしがっている?
台湾は日本に統治してほしがっている?
まだ日本が一番と信じてやまない人もちらほら
最近日本から台湾へ進出する企業がかなり増加し、僕自身台湾に関心をもつ日本の社長さんのお手伝いをする機会が何度かあります。

社長さんたちと一緒に台湾をまわっていると、よく非常に残念で独りよがりな発言を耳にします。

「台湾は日本に統治してほしがっている」、「日本が台湾を運営したらもっとうまくやるはずだ」なんてしたり顔で滔々と持論を語る方
 
「(自分トコの商品は)日本製なんだから絶対売れる」と豪語しておきながら「台湾での売り方は全部台湾側で考えろ、俺に聞くな」と売りつけることだけに精一杯な方 などなど。

今はもう大東亜共栄圏の時代でも「ジャパンアズナンバーワン」の時代でもありません。日本ではビジネスを成功されている方だとお見受けしますが、多分台湾ではかなり苦戦をするのではないかと思われます。

3.お金を払わない日本人
お金がないはずではないと思われるが・・
お金の問題は信用問題に発展します。
仕事柄、台湾の旅行会社の方と接することが多いのですが、最近日本人とのトラブルについて聞く機会がありました。その多くがお金を支払ってくれないというものです。

支払いを渋ったりすること自体情けない話ですが、さらに醜い事例もあるようです。

その日本人の偉い方は、購入した飛行機チケットについて4ヶ月にわたり支払いを拒んでいました。

その偉い方がこの件の窓口と指名した社員も再度の催促を全く意に介しておらず、またこの偉い方に取り次いでいるのかどうかも定かではありません。

その高額なチケット費用は旅行会社の台湾人窓口が自腹でいったん立替をしたため早急な解決が必要になりました。結局チケット費用の10分の1くらいのキャンセル料金だけの支払という窓口側の提示に、ようやく偉い方もしぶしぶお支払いをされたようです。

しかしこの台湾窓口の方は会社に「私的になにか客と取引している」と疑われ退職されたようです。

この偉い人の名刺を僕も持っていますが、意外にも「義理人情に厚い・・・」とか格好よく印字されていました。なんとも悲哀を感じます。

僕も今一度自分自身の行動を振り返ってみようと思いました。「日本人だと思って信じてたのに・・・」とか「なんだ、あの傲慢な日本人は・・・」とまわりの台湾人にいわれたくないですから。

2回目の台湾旅行のお供に


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台北101滞在時間はわずか13分
せっかく岡山台北定期便ができても、なかなかまとまったお休みが取れないのがサラリーマン。しかも岡山から毎日飛んでいるのではないため(水曜と土曜のみ)、台湾に行きたくてもなかなかスケジュールが合わないのが実情。

では頑張って日帰りで台湾にいくならどこまで行けるかを忙しい皆様のために考えてみました。

3時間5分の台湾滞在でなにができるか?
日帰りなので岡山台湾便の利用は無理。関西空港発着の同一航空会社の便で考えることにしました。

出発は朝6時岡山発の新幹線。乗り継いで関西空港入りは午前8時41分(下記参照)。
岡山から関空までのスケジュール
ここから午前10時発の中華航空159便で台北へ。台北桃園空港到着は午前11時50分となります。帰りの中華航空の一番遅い時間に台北を出発する便は17時25分発。

到着後の手続きに30分、また帰りは出発2時間前までに空港に入る(空港入り時間は午後3時25分)とすると台湾滞在に許される時間は3時間5分。桃園空港から3時間5分で何ができるかを検証してみました。

台北101の滞在時間はわずか13分
空港からの交通がネックな台湾
まずは空港から台北市内行きのバスに乗ります。空港の外に出るのは午後12時20分。

切符を買ったりバスのタイミング、渋滞を考えて、大雑把に台北まで1時間10分かかるとします。すると台北、もっとわかりやすく台北駅には午後1時30分に到着。午後3時25分に空港入りするにはバスの時間を考えると,、午後2時15分までに台北駅を出発する必要があります。台北滞在時間はわずか45分。

ここからなんとか台湾にいったと証になるところへといえば、台北101のビル。Googleマップによれば101ビルまで車で片道16分。滞在時間13分で引き返すことになります。(時間帯によっては交通混雑が予想されるため、実際には滞在時間がもっと短くなる恐れがあります)

ならば台北北部の北投温泉の方向はどうかというと、GoogleマップによればMRT北投駅まで車で片道25分。温泉にたどり着くことなく引き返すことになります。加賀屋にも行けません。

今度は台湾南部の道を探ってみます。新幹線の桃園駅へ向かう一番近い時間のバスに乗って駅までくると、午後1時57分桃園発の新幹線に乗れます。でもこの時点で1時間28分を残すのみ。これではこの時点で空港まで戻れません。結局南部へは行けません。

悔し涙で岡山へ
13分間、101ビルに押しかける中国人団体観光客を横目に空を眺めて空港に戻ってきますと、17時25分発の中華航空158便の搭乗手続きに入ります。
日帰りの台湾旅行で得られたものは?
関西空港到着は午後9時。到着の手続きを30分と考えると、空港を出るのは午後9時30分。午後9時45分の南海電車に乗り、地下鉄に乗り継いで新大阪から岡山へ新幹線に乗車。岡山駅到着は午後11時57分。さあ明日も頑張って仕事です!!

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