風水世家   Google 検索
台湾の人気テレビドラマに「風水世家(風水ファミリー)」という番組があります。平日毎日夜8時から2時間30分程度放映されています。

内容は親戚同士の仲たがいに風水師が絡んでいくもので、不倫、殺人、破産などなんでもありのドラマで、同時間帯では最高の視聴率を誇っているようです。

こんなに極端ではありませんが、台湾で生活していると、家の内部の配置から子供の命名、出産、会社設立などなど風水や占いが割りと幅を利かせていることに出くわすこともあります(例えば龍年(辰年)の出産ラッシュなど)。

台湾就職と干支?
実は台湾就職、とりわけ台湾系企業での就職でもこうした例があるようです。

台湾系会社に勤める人事担当の方から聞いた話です。その会社で日本語対応が可能な台湾人女性を探すことになり、応募してきた方を面接することになりました。

その部署は社長婦人が管轄するところで、事前に面接内容について打ち合わせにいくと驚くべきことがわかりました。

なんと質問必須項目のいの一番に、被面接者の「干支・星座・血液型」が挙げられているのです。

その理由を尋ねると、社長婦人は自身や社長と相性が合うことを重視しているからだというのです。なので面接中もこの項目を飛ばして、先に会社や仕事の説明をしようものなら、同席する社長婦人の機嫌がかなり悪くなるようです。だからその部署に限って言えば、とある特定の干支や星座、血液型の社員は少ないとのこと。

その結果どうかというと、現場のニーズと能力のミスマッチが多く、やはり社員の離職率は相変わらず高いようです。

そんな極端な例が他社でもあるとは思えませんが、台湾人の嫁に聞くと、程度はほどはあれ、結構聞く話のようです。

もし面接で「干支(えと)」とかの話がでてきたら、入社後も風水や占いがまかり通るような会社なんだと思ってもいいようです。


それでも台湾で就職したい人のための参考書籍