台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:海外

印鑑証明のない海外在住者は役場でつまずく
日本で公的な書類に実印をつくとき、必ず求められるのが実印の印鑑証明。実は海外に住所を移したら、日本では印鑑証明が取れません。



今回、台湾で印鑑証明を取った経緯について書いてみます。

日本では印鑑登録や印鑑証明はとれない

先般父が亡くなりました。父の車や不動案の名義変更や凍結された銀行口座を開くため、各書類に相続者全員の捺印と印鑑証明が求められました。

いろいろネットで調べたのですが、日本に住所がない以上、「日本では印鑑登録や印鑑証明はとれない」ことが判明しました。

確認したところ、海外居住者はその国にある日本の在外公館に申請しなければならないようです。

私は台湾に居住しているため、台北の日本交流協会に足を運ぶことになりました。

印鑑登録・印鑑証明取得に必要なもの

まず印鑑登録・印鑑証明に必要なものについて説明します。

1.パスポート
2.居留書
3.二重登録でないことを証明する書類
4.お金(証明書1通あたり480元)
5.登録する印鑑

3以外は一目瞭然。3の(印鑑登録が)二重登録でないことを証明する書類について説明します。

日本から直接台湾に転居した場合、もともとの住民票にその旨が附票(除票)に記載されます。それを最終住所地を管轄する役所に申請すればよいのです。

申請にあたり、交流協会にある申請用紙に必要事項を記載して、上記のものを一緒に提出します。

申請用紙に直接交流協会がスタンプをついて、そのまま印鑑証明となります。だから、印鑑証明提出理由欄及び提出先欄は正直に書く必要があることは気に留めて置いてください。

印鑑登録や印鑑証明は即日交付が可能です。
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さてもう昨年のことですが、紅白歌合戦はごらんになりましたか?

2013年大晦日の紅白歌合戦は紅白史上初の海外台湾・台北を含めた3元中継でした。

台湾でも人気がある福山雅治の年越し公演会場、NHKホールのほか、2013台北ニューイヤーズパーティー」という85万人以上の市民が集まる毎年恒例のビッグイベント会場とも中継をつなぎました。

紅白史上初とのことで大変意義があったのだと思われますが、台湾在住の僕のまわりではそれほど人の口には挙がっていなかった印象です。なかには福山雅治が台北に来たのかと勘違いしている人もいました。

実際の中継状況も、テレビで見ていて少し痛かった気がします。日本からの一方的な呼びかけや福山雅治からのカタコトの中国語だけが飛び交い、横浜と東京だけで話がほとんどおわった感じです。

印象に残ったのは、台北101に表示されたNHKの文字と、台北からの中継が切られる寸前に聞こえてきた「フクヤマサン、カッコイイネ、デンワバンゴウオシエテ」という台湾のタレントJanet(謝怡芬)のつたない日本語だけでした。



秒刻みでスケジュールがすすむ紅白なので、これも仕方が無いことかもしれません。

海外にいると紅白に対する思いは格別
海外生活が長くなり、話す言葉も習慣もすべて現地化しても、やはり多くの日本人の心は日本時間で動いています 。そして年末になると訳もなくなにかとそわそわしてきます。

以前何かの会合でいっしょになった台北の某日系銀行の副支店長は、大晦日は紅白が始まる前にお風呂に入り、身を清めてからビール片手にテレビの前に座るなどと言っていました。

どこにいても日本人にとっては年始年末は物事の区切れ、そして紅白はその年の最後を奏でる神聖なエンディングテーマなのです。

今度は台湾がお正月
そしてその翌日1月1日は台湾でも祝日です。しかし次の日から平日に戻ります。ご存知のとおり台湾は旧暦で正月をお祝いします。

新暦の正月三が日、台湾で働く気がおきないのは日本人だけです。また日本関係の仕事をしている台湾人は、日本がお休みのため仕事になりません。

今度は台湾が旧正月にむけてそわそわしはじめる時期になりました。台湾をはじめ中華圏と仕事をされている皆さん、お仕事は前倒しでおすすめください。

旧正月中はオフィスはお休み、そして旧正月明けはボーナスを手にした若い台湾人の多くが転職を検討する時期になります。気づいたら担当者が変わってましたということもあります。

台湾で働こうかとお考えのあなたに


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台湾での職探しは大変
台湾の会社に現地就職をしている(いた)40歳の男性です。事情によりある日突然会社を離れなければならなくなりました。そして異国台湾で1から仕事を探すことになりました。今回僕が再就職活動を行った状況の一部をご紹介します。

海外台湾で現地就職をしたいと考えている日本の方の参考になれば幸いです。なお僕は嫁が台湾人で、労働ビザの取得が不要です。もしあなたが単身台湾に乗り込んでこられるのであれば、状況はさらに厳しいものと思ってください。

インターネットで職探し
台湾ではご承知のとおりインターネットを主体にした人材バンクが有名です。僕も104、1111などに登録を行いました。他にも518やらYes123とかあるのですが、登録するときに必要な身分証明書の番号が受け付けてくれませんでした。僕は居留証の番号を入力したのですが駄目でした。外国人がもつ番号は受け付けてくれないのでしょうか?

ネットで仕事探しさて僕はもうこの年で特に特技もないことから、「営業」、「営業企画」といった職種で希望を出しました。あとは求人を出している会社からの連絡を待つか、自分から登録している求人会社に応募するかです。こんな僕のような日本人に求人を行う会社とはどういった会社かというと・・・・

1.台湾系不動産会社の営業 2件
2.台湾系生命保険の営業 2件
3.怪しげな健康器具販売の営業 1件
4.台湾系特許事務所のマーケティング職 1件

1から3はどうみても行かないほうが無難と判断。不動産にしろ保険にしろ、台湾人相手に日本人が営業するメリットはないはず。多分登録した人材全員にメールをしているようです。とりあえず4はまともそうなので、連絡をして面接をすることになりました。

また他にも求人している会社に応募をしたのですが、まったく音沙汰なし。当時台湾の失業率が過去11ヶ月で最低の4.31%、49万人(2012年7月度)を記録しているだけに、やはり僕のようなおじさんにはなかなか厳しい状況でした。

人材会社に登録
平行して、台湾のある日系の人材紹介会社Sにも登録を行いました。ここは日本では無名ですが台湾では実績のある会社です。ここで紹介されたのは以下の仕事。
1.日系リース会社の営業
2.日系IT関係会社の企画

現在の日本人の台湾での求職状況
この人材会社の責任者の方に現在の日系企業の求人状況を聞きました。

現在日台関係が非常に良好になり、日本企業の台湾進出もよく耳にするのでさぞや日本人に対する求人が多くなってきていると思っていました。しかし実際には日本人に対する求人はあまりなく、あっても日本語のできる台湾人案件ばかりのようです。

多くなっているのは、アジア就職にあこがれて台湾に求職にくる日本人ばかりのようです。労働ビザの問題、語学の問題など、日本人が台湾で就職するにはかなりハードルが高そうです。

海外就職の参考に
いくつかの会社と面接を経て、現在ようやくとある会社で働いています。今振り返るとよくこんなご時勢に仕事を見つけることができたなと感じます。

現在(2013年2月)台湾は、ようやく景気の底が見えたといわれるくらいまだ不景気です。「日本から海外へ飛び出せ、海外就職!」なんていうブログなどをよく見かけますが、私自身は正直世の中そんなにあまくはないと強く感じた就職活動でした。

あくまで40歳の私の経験なので、私より若く能力のある多くのみなさんにあてはまらないとは思いますが、これから海外就職をお考えである方に参考になれば幸いです。

それでも台湾で就職したい方への関連書籍 

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