今年(2011年)の7月1日から始まった台北市のfree wi-fiですが、オープン数日後に早速台北駅で実験したところ、あまり期待通りではなかったことは先般ここでもご紹介をしました。

もしかして自分の機器だけの問題かと、台北駅を通るたびに実験をくりかえしていたのですがやはりだめ。最近では実験すら行わないようになってました。

昨日(2011年9月8日)、嫁と台湾駅で待ち合わせをする際、free wi-fiのことを思い出して何気なくWifiをあけてみました。すると、前回まったくつながらなかったところで快適に使えるようになっていたのです(場所 台鉄と淡水線MRTの乗り換え口近辺)。

それでも台鉄や淡水線のMRTのホームではまったく使えません。たぶんコンコースとか1階ホールとかで使えるようになってるのかと思われます。

屋外でも始まった「TPE-Free」
そんな状況でも8月5日(2011年)、台北市政府と交通部(日本の国土交通省に相当)は、今年(2011年)10月1日から屋外でもこの「TPE-Free」を始めることを発表しました。

また今年6月に中華電信がインターネットの回線速度の向上をおこないました。

でも地域によってより高速の回線を申し込もうとしても「この地域はまだです」とかいわれることもあるようです。

なかなかすぐに完璧に利用できる環境を整えるのは難しいようです。

細部はさておき、全体でとらえると台湾のインターネットの普及は本当にすごい。台湾の行政院新聞局のニュースサイト「Taiwan Today」によると、ネット人口も11年には約2.6倍の1615万人(普及率70.0%)へと急拡大したようです。

日本の普及率は78.4%で、実感として台湾に住んでいると普及の面では日本と大差なく感じます(先に述べたようにいろいろ問題はありますが)。

台湾生活とインターネット
台湾で生活していると、身の回りでインターネットを利用する機会が多いです。びっくりしたのが税金の申告。日本は会社が全部やってくれますが、台湾は自分でやるようです。

私の場合、実際嫁が全部やるので詳細まではよくわかりませんが、5月頃の申告時期までにインターネットで申告のサイトへ行って入力をするようです。

台湾とソーシャルネットワークシステム(SNS)
さらにはソーシャルネットワークシステム(SNS)の利用が良く目に付きます。

2011年3月におけるインターネット利用者に対するSNS普及率は、台湾でも90%弱(日本は約55%)もあるようです。特に台湾はFacebookの浸透率が高い点が大きな特徴で台湾のFacebook利用者数は、
2011年6月時点で人口の約43%にあたる990万人に達しています。

僕の勤めている会社でも営業先の会社でも、台湾の方は堂々とSNSで遊んで(いや情報交換)している人を良く見かけます。中華圏はコネ(人脈)の世界だからそれも普及の原因かと思ったりします。

E-Shopの利用も盛んで、台湾資策會MICによると2010年の消費者向け電子商取引市場規模は、前年比2割以上増加して3580億台湾ドル(約9500億円)に達しています。

嫁もよく服や電気製品をネットで買ったりするのですが、合わなかったり、機能が?というのもあったりしてなんども嫁の母に怒られている風景をよく目にします。

やはりこれから台湾で何かしようと思えばネットは必須不可欠なツールだなと感じる毎日です。