台湾人にはまだ岡山県の知名度がかなり低く感じます。岡山県出身ですと伝えても台湾人にはなかなかぴんと来ないようです。日本に行ったことがある人でも反応は変わりません。

「岡山県ってどんなところ?」と聞かれることも多いのですが、頑張ってどんなに説明しても、台湾人にはなかなか岡山県の魅力をわかってもらえません。

どんな岡山県紹介であれば台湾人の心にを揺さぶることができるのかというテーマで考えてみました。

岡山県の魅力とは?
岡山県の魅力とはなにか、まずはGoogle先生に聞いてみることにしました。検索で出てくるサイトの記事を参考にまとめてみると・・・
 
1.桃太郎の故郷、古代吉備文化発祥の地
2.フルーツがおいしい(白桃・マスカット・ピオーネなど)
3.晴れの日が多い(晴天率は全国一)
4.地震、大雪、洪水、渇水など自然災害が少ない
5.自然が豊か
6.交通が整備されており関西・四国などへのアクセスがよい
7.医療が進んでいる
といった感じです。

これらをどう組み合わせて話をすれば、台湾人に興味をもっていただけるのでしょう?

もう桃太郎では勝負しない 岡山県の新しいアピールとは
岡山台湾便が通年運航復活する日はあるのか?
岡山台湾便の通年運航は復活するのか?
次に岡山県をどのようにアピールしていけばいいかを考えてみます。

僕が開口一番で説明するのが「岡山県は桃太郎の故郷」ということなのですが、台湾人からは期待するほど関心をもっていただけません(ちなみに台湾人も桃太郎の話はよく知っています)。

ならばと美観地区やらフルーツネタで話を続けても、台湾人の関心は遠のくばかり。原因はいったいどこにあるのでしょう?台湾人の立場で考えてみることにします。
 
「岡山県ってどんなところ?」と質問をする台湾人には2タイプあると思われます。

1つは日本に関心はあるけれど、まだ日本に行ったことがない台湾人。

日本情報が氾濫する台湾で、大都会東京、古都京都、雪の北海道など日本を代表する観光地のイメージを漠然と持っているのがこのタイプ。また代表的な観光地の一部しか行ったことがない台湾人もこの範疇に入ります。

2つめはすでに日本に何度も旅行にいったことがある日本好きな台湾人。

昨今の円安で、また日本に旅行に来るリピーターも増えたと聞いております。もうすでに代表的な観光地に足を踏み入れ、彼らはなお新しい発見を求めて日本にやってきます。

 僕が振り返って考えるに、今まで僕が岡山県を紹介してきた台湾の皆さんは1.のタイプがほとんどだったと思います。

しかし「トーキョー・オンセン・ラーメン」といったステレオタイプ化した日本像にぞっこんの彼らに、そもそも「桃太郎の故郷・岡山」「白壁の街・倉敷」と説いても、関心を持たせることは至難です。

そこで1.のタイプへのアプローチは断念し、これから増えていくであろう2.のタイプに重点を絞った新しい紹介の仕方を模索してみることにしました。

また岡山県単独ではやはりパワー不足なので、近隣他府県の名前も入れてみます。

NHK式+ 心理学】一分で一生の信頼を勝ち取る法』で岡山県をアピールすると
最近本屋で『【NHK式+ 心理学】一分で一生の信頼を勝ち取る法』という本を手に入れました。短い間に相手にしっかり自分の言いたいことを伝え、信頼を得られるにはどうすればよいかについて、話法から仕草までしっかり説明されています。

この本では信頼を勝ち取る法則として、NHK式7つのルールというのが紹介されています。
●第1のルール――話す目的をハッキリさせる
●第2のルール――「13文字以内」でタイトルをつける
●第3のルール――結論は「最初の15秒」で言う
●第4のルール――「一文50文字以内」にする
●第5のルール――「4つの抑揚」で強調する
●第6のルール――「1分300文字」でゆっくり話す
●第7のルール――独り言から入る

ここで紹介されているNHKが長い年月をかけて研究した内容に沿って、日本観光リピーターの台湾人に対して岡山県のアピールをしてみます。

シチュエーション 
台湾人にどう言えば岡山県の良さをうまく伝えられるか?
日本に何度も行ったことがある日本好きな台湾人と知り合う。出身を聞かれ、「岡山県」だと答えたところ、その台湾人に「岡山県には行ったことがないんだけど、どんなところ?」と言われた後に続く1分間の岡山県紹介。

桃から生まれた桃太郎って知ってる?あの桃太郎の故郷が岡山なんです。
(独り言)

岡山は東京や大阪にはない日本の昔の原風景を見ることができる歴史の街です。なぜなら京都のように大規模に観光化されていないので昔のままの雰囲気が楽しめます。例えば田園地帯に点在する古代吉備国の古墳や寺社、天領だった倉敷に並ぶ白壁の屋敷や蔵などがあります。

岡山県は日本一晴れの日が多いので、安心して一日かけて自転車で回ることができます。
 
大阪や神戸に行ったら必ず寄ってみるべきところです。関西エリアから新幹線で約1時間と日帰りでも十分楽しめます。四国や広島にもアクセスが良いので、岡山を拠点に観光日程を組むことも可能です。他の人とは少し違う日本体験をしたい、日本観光中級者以上の方におすすめです。(本文)

むずかしい!!まだまだ考える必要がありそうです。

2回目の台湾旅行のお供に


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