1.ネットで情報を探す
日本でも台湾でも同じですが、新しい業界に転職すると覚えることが多くて本当に大変です。

これは転職といった、だいそれたことではなくても、社内で異動があっても同じこと。本を読んだり、いろいろな人に教えを乞うなど、同じような経験をされた人も多いはずです。

僕も台湾で事情によりネット業界に転職することになり、入社日から毎日が勉強です。しかも身の回りにネットが詳しい方もおらず、苦労の連続です。社内も台湾人スタッフばかりで、中国語に難がある僕が納得のいく答えをひきだすのも至難の業。

唯一の日本人である社長に聞こうにも、社長は日々忙しく時間もありません。また社長と僕の間の知識に差が大きすぎて、社長の回答そのものが理解できません。

「なぜなに坊や」になって質問を繰り返せば繰り返すほど、回りは「なにもわかっていないやつに教えられない」と私から遠ざかる一方でした。

日本の専門書を買って読もうにも、台湾の現地採用の身ではさすがに手が出せない。生活水準が台湾物価に沿っているため、おいそれと日本物価水準の書籍を購入するには無理があります。

そんな悩みに「ネットのことならネットで調べろ」と社長にアドバイスをもらい、いくつか方法を考えました。

現在では学生も卒論をネットで調べて書く時代。さらにはコピペでもなんとかなるとききます。(本当はだめなんだけどね)

2.グーグルアラート
わからないことを検索エンジンで検索するのは普通にやっているのですが、もっと効率的な方法、サービスを探してみました。まず見つけたのがメルマガ。メールアドレスなどを入力するだけで定期的に配信を受けられます。

ただ僕の探し方が悪いのか、あまりまじめに配信するところがないし、欲しいと思う内容があまり見当たりません。

そこで次に探し当てたのがGoogleのアラートサービス。

これなら例えば「セキュリティ」に興味があれば、それをキーワードに指定すると、指定した頻度でキーワードに関した最新の情報を自分のメールアドレスに送ってきてくれます。

これは非常に役に立ちました。自分でもどこのサイトをみれば、自分が欲しい最新の情報が手に入るかわからなかったので、こうしたプッシュ型のサービスはとてもうれしい。

今でも利用しているのが「フリーソフト」というキーワード。世の中には便利なパソコンのフリーソフトが山ほどありますが、いったいどんなものがあるのかなかなかわからない。しかも日々いろいろな人が世間に提供していることを考えれば、最新情報がほしい。そういったときにこんなサービスはぴったり。

自社の社名をキーワードにしたら、ブログなどでネット上で最近どういっているのかわかるかもしれない。

3.Google Reader
でも調子に乗ってキーワードが増えれば増えるほど送られてくるメールは莫大で、次第には読みきれなくなります。設定によって一度のメールで掲載される記事の本数も多く、さすがに疲れてきます。

ましてや一度その配信されたメールをあけると終わりまで見ないと気がすまない僕にはこの記事のボリュームに次第にストレスを感じる始末。

そこで現在主に利用しているのがGoogle Reader。各サイトが発信するRSSを登録して読むものです。

わざわざ各サイトにいって、なにか新着記事がないか探しに行かなくてもこのリーダーにRSSを登録していれば自動で配信してくれます。新しいRSSもここから検索して探すことも可能。

記事がリストで並ぶので重複記事は一目瞭然。気になる記事は星印をつけて残しておくことも可能。

アラートのときは、ひとつのメールのなかで気に入って残したい記事があると、その記事を開いてわざわざブラウザでお気に入りをしたりしていて手間だったことを考えると、自分ではかなり楽だと感じています。

もう以前のように、いちいちYahooなどにアクセスして時間をかけてニュースを読むようなことはなくなりました。自分の好みの話題だけを集めてもらい、ひとつのリーダーに集約して読めるということで
かなり時間の短縮になりました。

今は台湾の最新IT記事を配信してくれるRSSを探しています。IThome onlineの記事はかなりまともですが、海外記事が多く、台湾そのもののニュースが比較的少ないような気がします。

なにか台湾のネット、セキュリティ、スマホ関係の記事を取り扱うサイトでRSSを配信してくれるところはありませんか?