台湾U-bikeを知っていますか。

U-bikeとは 台北市が運営するレンタサイクルサービスです。2008年に試験的に始まり、 2013年現在65箇所以上にまでU-bike用のスタンドがひろがりました。
台北市内に広がったU-bikeのステーション
バスやMRTで使う悠遊カードが必要ですが、30分以内なら無料ということもあり、市内の移動には大変役に立ちます。

通勤で使ってみる
たまたま会社の近く(新生北路と長安東路の交差点付近)にでU-bike用のスタンドができたため、実際に通勤に使ってみました。
U-bikeのステーション
僕は毎朝台北駅からバスと徒歩で会社まで通勤します。時間にして約20分。残念ながら台北駅付近にはスタンドがないため、二二八和平公園まで歩くことになります。
ステーションに停められたU-bike
それでも自転車通勤は大変快適。バスを待ったり、渋滞などでいらいらすることもありません。意外にも会社到着時間が、バスを利用していた頃とそう変わりませんでした。

営業でU-bikeが使えるか?
U-bikeに乗りながら、台北市内でこのU-bikeが営業で使えないか考えてみました。

現在台北市内は多くの人がバイクを使っていて、指定の駐輪場は駐車スペースがほとんどありません。バスより早くついても停める場所を探すのに一苦労。

またバスは利用料金、バイクはガソリン代とお金がかかるが、自転車は30分以内の利用なら無料といいことばかりのようです。

ただいくつか問題点はあります。

1.雨の日をどうするか
台湾は冬になると雨ばかり降ります。傘をもって運転しても、濡れてしまうことは避けられません。携帯用のポンチョを準備しておけば、なんとか雨はしのげますが、台北の交通状況を考えると、雨の日の運転はかなり危険かもしれません。

また濡れたポンチョを収納する方法を考えておかないと、いざ自転車をステーションに返したあと、顧客訪問をする場合、困ったことになります。

2.ステーションに自転車が無い場合・置き場所が無い場合
そもそも自転車がなければ、ステーションでずっと待つことになります。また顧客の会社の近くのステーションに着いても置き場所がない場合でも状況は同じです。しかも後者の場合待てば待つほど費用が発生します。

まあこういった問題は事前にU-bikeの公式サイトを確認しておけば、ステーションの状況がほぼリアルに確認できますので、大きな問題にはならないと思われます。

これらの問題を考えると、完全に移動を自転車に置き換えるのではなく、既存のバスやMRTと併用することがよいかもしれません。

どちらにせよ、時間には余裕をもっていきたいものです。