台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

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大学時代をあわせると中国語学習歴は10年くらいになろうとしていますが、正直あまり上手ではありません。それでも学生時代は、授業についていくための予習は欠かさず、中国語辞書をつぶすくらい使い込みました。

しかし学業不振で、もう大学を辞めようとまで思い込むようになりました。そこで最後に中国を見て辞めてやろうと単身、神戸から鑑真号なる旅客フェリーに乗り込み上海へ渡りました。

そこでみた中国は、まだ90年当初で改革開放のもといろいろなところで工事がすすみ、道路は舗装中、建設ラッシュでなにやら活気があったのを覚えています。

旅行中、中国人とは毎日がバトルの連続。
何を言っても帰ってる返事は「没有(ない)」、道端で物売りがまとわり、思わず自分自身連発する「不要(いらない)」。

 中国では「没有」と「不要」だけで会話が成り立つではないかというくらい、この2つの単語が頻繁に使われていたのを記憶しています。

そして教科書によく掲載されている「您貴姓?(お名前は?)」とか「請問(お尋ねしますが)」といった会話は全く出くわさないのです。

「我要臉,你不要臉(この恥知らず・・・)」
「国際標準2百5(バカ の類)」

こういった言葉を覚えだすことで、僕の萎えつつあった中国語に対する興味が復活し、現在その延長で台湾にまで滞在をしています。
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質問 台湾でPCを使って息子に日本語教育が可能でしょうか?
答え 可能ですがあくまで副教材扱いです。

僕には今2歳になる息子がおります。台湾人の嫁との間にできたハーフです。台湾で生まれて、生活環境はずっと台湾なので、あまり日本語に触れる機会はありません。

僕は極力日本語で話をしていますが、一日中一緒にいるわけではないのではたして本当に日本語が話せるようになるか不安です。

日本の実家、親戚関係は当然中国語がわかる人はいないので、やはり日本語は取得させたい。

台湾でもベネッセの「子供チャレンジ」があり、嫁の強力なリクエストで毎月教材とDVDが自宅に届きます。台湾では「しまじろう」が「巧虎(チャオフー)」と呼ばれています。

このDVDを我が家ではPCで息子に見せているのですが、それはそれはすごいかぶりつきで、しまいにはPCのことを巧虎(チャオフー)と呼ぶくらいになってしまいました。

そんなに好きならということで、日本にいる姉に頼んで姉の子供が購入して残していた日本のしまじろうのDVDをいくつか送ってもらい、息子にみせたところこれもすごいかぶりつき。

子供の興味はやはりすごいものです。DVD内の中国語や日本語を片っ端から覚えていくのです。特に音楽に乗せたフレーズは、DVDをみていないときでも口ずさむくらいです。

笑えるのは堺すすむの有名な「な~んでか、それはね」で有名な「なんでかフラメンコ」。スーパーで買い物をするときの決まりごとを教えるコーナーがあるのですが、何度もみているうちに息子がそのフレーズを覚えてしまい、ことあるごとに口ずさむようになったのです。

「な~んでか?それはね・・・」
(Youtubeでは堺すすむのライブがアップされています。 )

しかし、ここ台湾では誰も理解していただけないのではないかと思われます・・・・。

またDVDだけでなく、Youtubeにアップされている子供向けのコンテンツも充実。さきほどの「しまじろう」のコンテンツも(勝手に)アップされています。

それで息子のお気に入りといえばBeautifulSundayで有名な田中星児が歌う童謡「アイアイ」。

偶然みつけたものなのですが、息子のお目にかかりリピートすること約2時間。それからほぼ毎日30分程度同じコンテンツをリピートしっぱなし。多分総再生回数のうち150回程度は息子が貢献したのではないかと思われます(2020年現在みることはできなくなってしまいました)。

車の中、屋外にいるとき、息子をあやす手段として登場なのが「スマートフォン」。台湾でも一応たいていのところ(台北近郊でも)ならわりかし安定的にYoutubeもみえます。

嫁が自分のIPhoneでよくYoutubeをみせるので、息子にとっては「スマホ=アップル」という公式がなりたっており、僕のHTC DESIRE HDをみても「エァッポー」とまでいう始末。(嫁がかなりネイティブ英語チックに発音を教えているのでべたにアップルとはいわない)

しかし四六時中どこでもこんなネットやPC三昧をさせていると、心配なのが視力の問題。台湾のここかしこで小さい子供がメガネをかけているのを見かけます。

僕もメガネをかけていますが、やはり小さいときからメガネをかけさすのは親としてちょっとよろしくないと思ってます。なにごともけじめが大切。

PCはテレビと同じく受身なので、やはり本当の言語はコミュニケーションが重要です。「な~んでか?それはね・・・」って連呼したところで台湾ではコミュニケーションは成立しません。

生きた日本語は、やはりお父さんとお話を通じてでないと取得できませんよ。だから、ことあるごとに「エァッポー」と連呼し「パパ(は)いらない」と言い捨てるはやめてね。
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